キャラ付けメガネの類型

メガネは演出の便利な小道具。
メガネ一つから読み取れることも多い。
安易に使用されることが多い一方、意外性を出すために使うことも可能。

創作作品に登場するキャラの種類を集計してみたら面白そう。
(もうすでにやっている人も多そうですが。)

『主人公メガネ』は、弱さ属性の付与が多い印象。
主人公を弱そうに設定しておいて、努力して成長させたり、弱さを克服することでドラマを作る。

メガネは表情をわかりにくくする。
それを主人公に着けさせることで意外性が出る。

弱虫ペダル読んでないけど、主人公メガネなのかな。

『弱体化メガネ』は、遠くを見通せない、運動能力に制限があるという属性付与。
メガネという道具を失った時に弱体化されるという不安要素付与。

主人公メガネの多くが弱体化メガネ。

『強化メガネ』は、視力強化、識別力強化、視覚防護など、能力の付加を表現。
機能性を重視していることを印象付ける。
バイザー型、サングラス型、ゴーグル型。

『美化メガネ』、オシャレメガネ。
アクセサリーとしてのメガネの活用方法。
洒落たメガネをつけているキャラは見た目にも気を使ってるオシャレさんであることを表現できる。

あとは、『自我メガネ』。
淵の太いメガネは印象的であり、押しが強い、アピールが強いキャラのイメージ。

『ブサイク化メガネ』は、いわゆる瓶底めがね的なヤツ。
メガネはアクセサリーでもあるので、ダサいメガネをつけることでダサさを演出できる。

『知性メガネ』は、知識と学習が得意なキャラ。
先生役とか、研究者とか。
自然に謎解きの解決役になれる。

アバン先生。
ケムリクサのりょくとか。

『金持ちメガネ』は、成金っぽさの演出。
ガラスの反射で瞳が見えないようにして、非情な感じを表現したりもする。
アクセサリーの一つとしての活用。

『老人メガネ』は、老眼鏡をつけることで、老年期のキャラであることを表現。

『隠蔽メガネ』は、簡易的な覆面として。
素顔を隠す、目の表情を隠すことで、謎めいた印象を与える。
メガネを取った時とのギャップを演出する。
表情が見えないことで、底知れなさの演出。
ターミネーターとか。

『差別化メガネ』は、メガネをしている・していない、メガネの形で簡単にキャラの識別をするため。
メガネ自体には意味がない。

『現実メガネ』。
現実の日本にもメガネをしている人は多い。
現実感を出すためにメガネキャラを登場させる。

『嗜好メガネ』は、メガネ愛好者のためのメガネ。
メガネが本体的な。
キャラ付け的な意味はない。

『脱メガネ』。
元々メガネをつけていたキャラが、メガネをつけなくなることで属性変化の象徴とする。

鉄腕バーディーのつとむとか。

好きなメガネ。

オシャレメガネや強化メガネのようなプラスの意味を持たせているのは割と好き。

苦手なメガネ。

個人的に、弱いキャラはあまり好きじゃない。
確固たる自信を持ったキャラが好き。
なので弱体化メガネは苦手。

メガネは目の表現を覆い隠してしまうので、表情が見えづらい。
キャラとの間に距離を感じてしまう。

自分がメガネをしていないので、違和感を持ってしまう。
異物感というか。

メガネの印象が強すぎて、他の性格が薄まってしまう。
メガネは明確な属性を演出してしまうので、わかりやすい反面、安易な印象を受けてしまう。

メガネを使った演出。

メガネがある。
ガラスを加工・細工できるほどには、文明が進んでいる。
または、技術にアクセスできる立場にいる。

瞳を見せるか見せないか。
光の反射やガラスの曇りで瞳が見えない場合は、感情を隠している、心理的な距離がある。
メガネを通しても瞳がはっきり見えている場合は、正面で向き合っている場合で、距離感がぐっと近く、親密さが増す。

メガネを取る、つける。
素顔を晒すのは、心を開く、ストレートに対話する場合。
メガネをつけるのはその逆。
外でメガネをつけていないキャラが家に戻った時にメガネをするのは、オフタイム感の演出。
知的な活動を開始する合図。
メガネを外すのは疲労を感じている・休憩に入るなど。

メガネを落とす、なくす、壊す。
困った状況を作る。

メガネが割れる。
メガー。

メガネをクイッと人差し指で持ち上げる。
その人物が優位的な立場で、相手を見定めていることを示す。

メガネのツルを右手でつまんで直す。
これも見定めているが、優位劣位というより、単に真剣にものを見ている印象。

こうしてみると、確かにメガネは便利。