鉄腕バーディー DECODE:02 観た

面白かったけど、途中で息切れしてしまった印象。

ナタルの設定は良かった。

主人公の異性の幼馴染で、優しい性格の医療従事者。
基本的に善人。
実は命の恩人でもある。
出自は、能力の付与に失敗したと思われていたイクシオラ。
生後すぐに反政府グループにさらわれ、テロ事件に関わって、難民として地球に逃れてきた。
兵器実験に巻き込まれて、本来の能力である時間跳躍に覚醒。
犠牲になった親友や地球人のために復讐を実行する。

ダークヒーロー的な感じで良い。

途中からシナリオが行方不明になってしまったことが残念。

バーディーは、ナタルを見逃してしまった後、最終到達点が曖昧になってしまった。
本来であれば、捜査官としてナタルを逮捕して事件を収めるべき。
そして、そのチャンスはあった(宇宙船にナタルを収容した時に眠らせたままにすれば良かった)。
どうしてそうしなかったのか、捕まえないのであればどうしたかったのかが見えてこなかった。
ありがちな展開でよければ、自首することを訴えるなど出来たと思う。

ナタルの側も、モス・キリーをバーディーに奪われてから、何がしたいのかがよくわからなかった。
あそこでナタルがバーディーと戦って生命を奪う必然性がない。
イクシオラやそれを生んだ政府に対する恨みも、突然話に追加されたので、唐突感があった。
捜査官としてのバーディーを否定したとしても、個人としてのバーディーを否定する必要はない。
戦闘に執着してしまう自分を止めて欲しい感じであれば理解はできるけど、これまでナタルが戦ってきた理由ははっきりしているので、それに決着がついてしまえば元に戻れそう。
過去に戻って幼少のバーディーと自分自身を救出する展開も理由の説明がなかった。

主役級 2 人の着地点がないままエンディングを迎えてしまった感じ。

最終話の戦闘シーンは迫力があった。
ただ、線や形の歪みから、やはり仕上がってない印象がしてしまった。