どうしてブログを書いているのか

  • 文章を書くのが好き
  • アウトプットするのが好き(形になると楽しい)
  • 現実逃避(やりたくないことをやっていないことから目をそらすため)
  • 自分の考えをまとめるため
  • 自分が感じたことや考えていたことを忘れないため(日記)
  • 文章の練習

やらなきゃいけないことをサボっていると、記事の数が増える・・・。
公開を前提に書くことで、矛盾点や極論を排除したり、わかりにくい表現を改めるモチベーションになる。

  • ブログはあとから修正できる

だいたい手直ししたくなるので、あとから修正できないメディアは辛い。

「雨の日の女」について

好きな歌。
ボブ・ディランがどういう意図でこの歌詞を書いたのか、正確な解釈は知らない。

個人的な解釈として、「日常で遭遇する不運や他者の悪意、挫折などの残念な体験に対して、そんなことは気にする必要がないし、傷つく必要もない、ということを皮肉っぽく、暖かく歌った歌」かなと思っています。

他の人の解釈を調べる前に、自分の考えをまとめておきたくて、この記事を書きました。

歌詞は 公式ページ にあります。

この歌が歌っていること

日々生活していると、様々な辛いことに遭遇します。
備えていてもいなくても、タイミングを問わず、誰彼かまわず、大きな問題も些細な事件も。

何か辛いことがあると、「もしかして自分に責任があったのでは」という気持ちになって落ち込んでしまうことがあります。
もっと上手くできたのではないかとか、軽率すぎたのではないかとか。
ただ、本当のところは、その時点の自分では予測できなかったことも多いですし、済んでしまったことに対してくよくよしても意味がないことも多いです。

また、不当な攻撃を受けると、怒りや憎しみでそれに応えようとする場合もあります。
自分が被った損害を相手にも味あわせたい、償いをさせたい、怒っていることを表明することで相手の態度を改めさせたいなど。
ただ、多くの場合は、やり返したところで実質的な意味はなく、怒りの感情そのものが自分自身へのダメージになるように感じます。

そういったときに、「辛いことは不可避だし、責任を感じることはない」という気持ちにさせてくれる歌だなと思っています。

自分がいいことをしていても、何もしていなくても、自分のために行動をしていても、悲しい時でも、努力をしていても、大したことをしていなくても、何気ない日常を過ごしていても、存在しているだけでも、心を開いても、楽しんでいても、どんな時でも不幸は襲ってくる。
確かに最悪だけど、もう仕方がないし、楽しくやろうぜ、と。

歌詞の面白いところ

石を投げつけられるシチュエーションの羅列に規則性があったりなかったり、脈絡がはっきりせず、乱雑なところが良い。
歌詞が予測できなくて楽しいという面もあるし、実際に辛い体験をする場合も予測なんて立たないという点で歌詞の内容に沿った構成になっている。

石をぶつけられることに対して、ぶつける人間が悪いとか、抵抗しようというのではなく、無化しようという態度が皮肉っぽくて良い。

誰が石をぶつけているのか

「石をぶつける」というのは、普通は、特定の誰かが別の誰かに対してすることです。
ただ、この歌詞では、石をぶつけているのは「彼ら」とされており、特定の誰かが悪意を持って行っているという感じではありません。
「世間」と解釈しても良いと思いますが、衝突が起きる可能性のある相手は不特定にたくさんいる、くらいの感じかなと思います。

石をぶつけられるとはどういうことか

もちろん、文字通りに石をぶつけているという意味ではないでしょう。
心に傷を負うような体験をしたという意味かなと思います。

悪意を持って石をぶつけているのかは定かではなく、好意を持って行ったことが自分にとっては石をぶつけられているように感じるという状態も含まれているように思います。
歌詞には明確には書かれてはいませんが、誰かが石をぶつけている場合だけでなく、偶然発生した不幸なども範疇に入っているように思います。

「自分が傷つくような事態全て」のことを「石をぶつけられている」と表現しているのかなと捉えています。

誰もが石をぶつけれらるべきとは、どういう意味か

"must get" が「されるべき」なのか「されるに違いない(される運命)」なのか、英語の文法的な取り扱いには自信がありません。

いろんな解釈があると思いますが、以下の 2 つが相当しているかなと思います。

  1. 「非難されるところがない人間なんていない(石をぶつけられる理由がある)」
  2. 「非難されるところがない人間でも石をぶつけられるものだ(理由なんてない)」

「ぶつけられるべき」という言葉からは 1 が想起されます。
「非難されるところがあろうがなかろうが、石をぶつけられるものだ」というよりも積極的に「石をぶつけられる理由がある」と言っているように思います。

ただ、「皆が罰せられるべき存在だ」といったような後ろ向きの意図だけの歌詞ではないように思います。
歌詞の大半では、理不尽に石をぶつけられる例が歌われているので、2 の解釈の方が正しそうです。

ただし、「非難されるところがない人間」のことだけを歌った歌でもないと思います。
もしそうであれば、ほとんどの人はこの歌詞が歌っている人物から外れてしまいます。
直前に、自分が一人だとは思っていないとあるので、この歌が歌っている対象は我々全員です。

結論としては、2 がメインで、さらに 1 なニュアンスで捉えています。

曲名について

「雨の日」は、惨めな思いをしていることを意味していると考えて問題なさそうです。

雨は自然現象。
歌詞の内容が、悪意を持った特定の個人による攻撃についてではなく、偏在していて防ぎようのない不幸についてであることを意味しているようにも感じられます。

本来は、冷たい雨に打たれている状態を歌っているのだと思いますが、なぜかはわかりませんが、夏の日の雨のように、ぬるい温度の雨の印象があります。
歌の雰囲気がおおらかだからかもしれません。
暖かい雨 = 涙だからかな。

なぜ女性なのかはわかりません。
社会的な立場の弱い人間を意味しているのかなと思いますが、それはステレオタイプ的な見方かもしれません。

主題のブルースっぽさ

「不幸を歌い飛ばす」、「解決を諦めている」のがブルースっぽいなと思いました。
ブルースに詳しいわけではないので、勘違いかもしれませんが。

Little Girl Blue

雨の中の女性という点で、"Little Girl Blue" と共通点を感じます。
個人的には、コインの裏と表のような背中合わせの歌だなと思っています。

著作権について

  • この記事では、歌詞の翻訳はしていません
  • 歌詞への言及についても、正当な引用の範囲であると認識しています

内容に関係ない補足

ケムリクサの 3D プリント世界

たつき/irodori@ケムリクサ on Twitter: "月末ちょっとベコーンとなってたんですが、元気になってきました! 画像は遊びプリントLB。立体は網膜に焼き付いてるんですが触るのは初という不思議さ…… "

こんなところにヒントはあったんですねー。

ケムリクサ BD 1 巻見た(ケムリクサのテーマについて)

ケムリクサの BD 第 1 巻、見終わりました。
スタッフのオーディオコメンタリーで一番印象に残ったのは、ケムリクサは(作りたいというより)自分たちが見たいという気持ちで作っているということ。

一般に、よくある創作の動機は、「作ったものを褒めてもらいたい」という承認欲求的なもの。
自分の技術を見せたいとか、アイデアを褒めてもらいたいとか。

その欲求を満たすためには、外の人がどれだけ評価してくれたかが大事。
いいねをたくさん押してもらえるとか、たくさんの感想をもらえるとか。
認めてもらえなければ、モチベーションは上がらないし、続けていくことは難しい。

あるいは、ビジネスの目標を達成するために制作をする場合もあるかもしれない。
今はこういうものが売れ筋だから作りましょう、ユーザに受けるものを作りましょう。
市場にはこういうニーズがあります、お金は大事ですよね。
自分のスキルであれば、こうすればペイするかななど。

ただし、一度予測を読み違うと、誰にも何も残らなくなってしまう。

一方で、ケムリクサの制作の動機は、「自分たちが見たいから作った」。
好きなものが形になること自体が、制作の大きな目的。
創作のエネルギーは自分たちの中から湧いてきて、多少の障害があっても自律的に進んでいく。
たとえ、お客さんの受けが多少悪かったとしても、ビジネス的にそこそこだったとしても、作る理由は無くならない。

へんたつの焚き火の話でも、自分たちが楽しむために作っていたものが、お客さんに認められて広がっていったという話がありました。

へんたつ フル版 - YouTube

そういうところがクリエータとして良いなと思います。

その上で、キャリアやビジネスとしても大成功しているのは、本当に素晴らしいなと思います。

ただ、自分たちの欲求で駆動していく創作活動にも弱点はたくさんあります。
例えば、作りたいものを思うように作るアイデアが浮かんでこない(才能の限界、スランプ)とか。
自分の創作が誰かに強く否定されてしまい、挫折を味わったとか。
欲求が枯れてしまったとか、モチベーションが湧かなくなってしまったとか。
集団で創作する場合は、存分に腕を振るえるような仲間が得られないとか。
資金面などの要因により、安心して創作できる環境が確保できないとか。
方針の違いにより、活動が継続できなくなるとか(音楽性の違い的なやつ)。
他にもたくさん。

そういった障害があるからこそ、自分の「好き」をきちんと見つけて、それを離さないことが大事。
それを確認するために、苦しみを背負いながらも、仲間の後押しを得て「好き」を見つけたりんの物語が作られたのかなと思いました。

ケムリクサ 12.1 話感想

たつき/irodori@ケムリクサ on Twitter: "趣味のアニメ12.1話です #ケムリクサ… "

ケムリクサ 12.1話 - YouTube

ケムリクサ 12.1話 - ニコニコ動画

一ヶ月くらい水を飲んでるといっていたのにこれ。すごい。。

充電期間は不要なのかな。
むしろ、作ることがエネルギー回復になっている?

アニメを作ること = irodori にとっての「好き」だから止まらないということなのかな。
創作の力がすごい。

11 話の翻訳に伴うと思われる一部地域の配信遅れや 12 話の感じから、本放送の制作終盤はかなりギリギリの状態だったのかなと思っていました。
それに、Blu-ray リリース用の修正作業もたくさんあるのではないかと思います。

そんな状況で、ストック映像の使い回しではない、完全新作の新展開の動画を提供してくれる凄さ。
これが 0.1 話であったら過去に作っていたのかなとも思いますが、12.1 話!

確かに、視聴者としては本編の続きがめっさ気になりますし、とてもタスカリます。

内容的に、これはおそらく、一番見たかったりりの救出編なのかなと思います。
必要としている時に一番必要な動画を見せてくれる。。

本当にすごい。

それに、本放送が終わってもこうして話題になり続けることで、新たな視聴者が獲得され、ケムリクサのファンが増えていくのも素晴らしいですね。
Blu-ray がたくさん売れてほしい。

12.1 話から見えてくること

ワカバが生きていたということは、当然りりの救出が行われるということ。
そして、りりが救出されれば、ワカバと一緒になれるということ。

りりの復活は可能。
なぜなら、りりはすでに一度生き返っているから。

3 姉妹が生きていたということは、姉妹が全員生存しているということになる。
りなぞうとりなこも復活する可能性はある(この世界観で忘れ去られたままというのはあり得なさそう)。

りり復活の条件はまだわかりませんが、3 姉妹の役割は旅の供なのか、それともりりの救出に必須なのか。

少なくとも、続きのお話は確実にある!
このままお話が終わるまで毎週リリースされるのか、月一なのか、2 期になるのか、映画化なのかは不明。

判明したこと

  • ワカバは生きてた!
  • りょう、りく、りょくも生きていた
  • ケムリクサは想像以上のなんでもありアイテムだった
    • 概念的には魔法に近い
  • 生存の鍵は、記憶の葉の力
  • 船の機能が正常化したことで状況が好転した
  • 4 人がいるのは船の中
  • 4 人とも足元がプリントしたてのような見た目
  • エンディングの描写より、これから 4 人の旅が始まる

すごいところ

背景説明に無駄がない。

「目の前にあるものが、記憶の葉に似ている」
→ 「ということは、また少し時間ができた」

これだけでひとまず納得できてしまう。
理屈はわからないけど、そうなんだな、細かいことは後でわかるんだろうなと。

短い時間でお話を成立させる能力がすごい。

好きなところ

  • 最初に 3 姉妹が並んで画面の方を見ているところ
  • 「うーるりりり」(パワー系)
  • 「ががーん」(いつの人?)
  • りょくのツッコミ

気になったところ

  • でっかい葉というのは、上空に浮かんでいた円形のこと?

    • オオオニバスっぽい形
    • これは抽出の葉?
    • エンディングで 4 人の足元にあったのも、この葉?
  • 記憶の葉の効果はなんなのか

    • 過去の状態が映像として保存されているだけではなさそう
    • 3 姉妹の寿命を延ばしたなんらかの力を持っている
  • ワカバがワカバとして復活できるのであれば、わかばはどうして生まれたのか

  • ワカバとわかばは演じ分けされている?

    • 声の感じがワカバの方がスッキリしている
  • 声優さんは 0.x 話でも参加していましたが、今回は音楽も付いた

見たい

ケムリクサ、最高楽しい作品ですね。

4/5 追記

続編は(とりあえずは)ないみたい。

たつき/irodori@ケムリクサ on Twitter: "12.1話、予想を絶するたくさんの反応をいただき狼狽… 12.2話は多分ありませんが、機会あればいつかまた。忘れた頃にこっそりと… #ケムリクサ… "

12.1 話で新たな世界の広がりを感じたので、続きのお話も違和感なく成立しそうに思いました。
この続きを見るためなら財布の紐が全開になる人は、自分も含めて大勢いそうです。
なので、続きのお話が予定されていないことについては、残念な気持ちは多少。。

ただ、監督の意向がそうなのであれば、それはそれ。
たつき監督の別の新作が見られるということですし。

12.1 話は、本編では描かれなかったりり救出の確かな予感が得られて、とても満たされた気持ちになりました。

ひとまずは、この旅の終わりが訪れた、ということなのかな。
あとは、今後リリースされる Blu-ray のオーディオコメンタリーが楽しみです。
(これがケムリクサロスか・・・)

ロス感

  • ケムリクサの世界や登場人物は、確かに形あるもの、引力を持つ存在として、感じられた
  • ただし、その世界に触れるには、原作者が扉を開いて向こう側の世界の情報を持ち帰ってきてくれる必要がある
  • 作者以外が、直接向こう側の世界にアクセスすることはケムリクサのお話では難しそう(世界が独特すぎるし、明かされていない情報が多い)
  • 扉の向こうがあることは感じられるのに、自分では扉を開けることができないので、切ない

12.1 話

たつき/irodori@ケムリクサ on Twitter: "すこし寝たので、息抜きにアニメ作りました。 よろしければ難民キャンプの1つとしてお使い下さい。 ※「新作映像」とは別のただの趣味です! #けものフレンズ https://t.co/s5RBkV8PH7"

寝ると言いつつ、なぜか作られている暖かさ。

12.2 話

12.2 話はないのが恒例。

たつき/irodori@ケムリクサ on Twitter: "あっ、12.2話は無いですよ!みなさんもほどよく寝てください笑 命と口座を燃やし続けるボケもやりたかったんですけど、先にけものフレンズ本線の表紙やら何やらからやりますね。おかげ様でそちらも圧死しそうなほどいただいております、ありがとうございます"

レアモンデの想い出

「3Dの地下迷宮で、ブタ男とガチンコの殴り合いを満喫したい」

3D でなくても良いけど、ベイグラみたいな美しい地下迷宮で、ブタ男(オーガのことかな)とガチンコの殴り合いがしたい。
殴るといっても素手ではなく、チェインモーション最速のスタッフで。

ベイグラがリリースされてから、もう少しで 20 年。

レアモンデは本当に美しかったな。

キャラ付けメガネの類型

メガネは演出の便利な小道具。
メガネ一つから読み取れることも多い。
安易に使用されることが多い一方、意外性を出すために使うことも可能。

創作作品に登場するキャラの種類を集計してみたら面白そう。
(もうすでにやっている人も多そうですが。)

『主人公メガネ』は、弱さ属性の付与が多い印象。
主人公を弱そうに設定しておいて、努力して成長させたり、弱さを克服することでドラマを作る。

メガネは表情をわかりにくくする。
それを主人公に着けさせることで意外性が出る。

弱虫ペダル読んでないけど、主人公メガネなのかな。

『弱体化メガネ』は、遠くを見通せない、運動能力に制限があるという属性付与。
メガネという道具を失った時に弱体化されるという不安要素付与。

主人公メガネの多くが弱体化メガネ。

『強化メガネ』は、視力強化、識別力強化、視覚防護など、能力の付加を表現。
機能性を重視していることを印象付ける。
バイザー型、サングラス型、ゴーグル型。

『美化メガネ』、オシャレメガネ。
アクセサリーとしてのメガネの活用方法。
洒落たメガネをつけているキャラは見た目にも気を使ってるオシャレさんであることを表現できる。

あとは、『自我メガネ』。
淵の太いメガネは印象的であり、押しが強い、アピールが強いキャラのイメージ。

『ブサイク化メガネ』は、いわゆる瓶底めがね的なヤツ。
メガネはアクセサリーでもあるので、ダサいメガネをつけることでダサさを演出できる。

『知性メガネ』は、知識と学習が得意なキャラ。
先生役とか、研究者とか。
自然に謎解きの解決役になれる。

アバン先生。
ケムリクサのりょくとか。

『金持ちメガネ』は、成金っぽさの演出。
ガラスの反射で瞳が見えないようにして、非情な感じを表現したりもする。
アクセサリーの一つとしての活用。

『老人メガネ』は、老眼鏡をつけることで、老年期のキャラであることを表現。

『隠蔽メガネ』は、簡易的な覆面として。
素顔を隠す、目の表情を隠すことで、謎めいた印象を与える。
メガネを取った時とのギャップを演出する。
表情が見えないことで、底知れなさの演出。
ターミネーターとか。

『差別化メガネ』は、メガネをしている・していない、メガネの形で簡単にキャラの識別をするため。
メガネ自体には意味がない。

『現実メガネ』。
現実の日本にもメガネをしている人は多い。
現実感を出すためにメガネキャラを登場させる。

『嗜好メガネ』は、メガネ愛好者のためのメガネ。
メガネが本体的な。
キャラ付け的な意味はない。

『脱メガネ』。
元々メガネをつけていたキャラが、メガネをつけなくなることで属性変化の象徴とする。

鉄腕バーディーのつとむとか。

好きなメガネ。

オシャレメガネや強化メガネのようなプラスの意味を持たせているのは割と好き。

苦手なメガネ。

個人的に、弱いキャラはあまり好きじゃない。
確固たる自信を持ったキャラが好き。
なので弱体化メガネは苦手。

メガネは目の表現を覆い隠してしまうので、表情が見えづらい。
キャラとの間に距離を感じてしまう。

自分がメガネをしていないので、違和感を持ってしまう。
異物感というか。

メガネの印象が強すぎて、他の性格が薄まってしまう。
メガネは明確な属性を演出してしまうので、わかりやすい反面、安易な印象を受けてしまう。

メガネを使った演出。

メガネがある。
ガラスを加工・細工できるほどには、文明が進んでいる。
または、技術にアクセスできる立場にいる。

瞳を見せるか見せないか。
光の反射やガラスの曇りで瞳が見えない場合は、感情を隠している、心理的な距離がある。
メガネを通しても瞳がはっきり見えている場合は、正面で向き合っている場合で、距離感がぐっと近く、親密さが増す。

メガネを取る、つける。
素顔を晒すのは、心を開く、ストレートに対話する場合。
メガネをつけるのはその逆。
外でメガネをつけていないキャラが家に戻った時にメガネをするのは、オフタイム感の演出。
知的な活動を開始する合図。
メガネを外すのは疲労を感じている・休憩に入るなど。

メガネを落とす、なくす、壊す。
困った状況を作る。

メガネが割れる。
メガー。

メガネをクイッと人差し指で持ち上げる。
その人物が優位的な立場で、相手を見定めていることを示す。

メガネのツルを右手でつまんで直す。
これも見定めているが、優位劣位というより、単に真剣にものを見ている印象。

こうしてみると、確かにメガネは便利。