SHIROBAKO 半分見た

12 話まで見ました。
面白い。続きが楽しみ。

現実世界のシチュエーションもの。群像劇。創作系の仕事のお話。
成長物。ただし、ドラマは軽めでひどい挫折とかはない。
恋愛はなし。
戦車に乗ったり、魔法が使えたり、タイムトラベルしたり、別世界に行ったりはしない。

主人公が前向きで、周りの人も暖かいので、安心して見られる。
嫌な人はいない。心を抉るような辛い展開もない。

現実世界の出来事をベースにお話が作られているので、展開に無理がない。
仕事の中で日々発生する事件や、意見のすれ違い、将来への悩み、出会いと別れ、業界の典型的なシチュエーションなどをきっかけに話が進む。
話の落とし所はトリッキーなものではなく、納得感が強い。

前向きな主人公のおかげで、発展的に解決することが多いので、気持ちが良い。
アルピンの表情の変更、作画と 3D CG の選択、杉江さんと馬のシーンなどのエピソードは、主人公が後ろ向きにならずに頑張ったことが良い結果に繋がっている。

負の部分も描かれているのが良い。
ずっとホイールを作らされるとか、作画の子が貧乏生活していることとか、年老いて新しい作風に取り組めないとか。

杉江さんのアドバイス裏目に出てしまったのがきちんと丁寧にリカバリーされてみんなが良い結果になったのも良かった。

中に入らないと知ることができない知識が得られるのが楽しい。
主人公の経験と達成感を追体験できるのが楽しい。
主人公たちが頑張った結果の成果物がアニメーション作品として見られるのが楽しい。

あと 12 話も見られるのが幸せ。
ゴスロリさんもっと登場してほしい。
作画にまつわる専門的な話も見たいけど、それはこの作品のスコープ外かな。